日ごろの取り組みに敬意を表します。
昨年の参議院選挙の結果、日本政治の流れは大きく変わりつつあります。同選挙以降、自公連立政権の政策は国民生活との乖離を一層大きくし、格差と不安を拡大している実態がますます浮き彫りにされてきました。その結果、福田内閣支持率は20%を切り、国民の離反が一層大きくなっています。先の山口での補欠選挙、沖縄県議選など各種選挙結果でも、その兆候は現れています。
高等教育に関わる諸課題においても同様で、国立大学法人5年目を迎えて、現場では教育研究基盤の弱体化、つまり運営費交付金の削減、定員削減等大幅な労働条件の悪化、一層の競争的環境は大学・高等教育の荒廃をもたらし、再び地方国立大学法人の統廃合や合理化が顕在化することで,格差を拡大しています。私たちはこれまで主張してきた大学の自治、学問の自由のもとに、より良い教育・研究環境と労働条件の確立を目指してさらに取り組みを強めていくことを確かめています。
さて、今年も日大教恒例行事の夏の研究集会のお知らせをする時節となりました。
今年は、国立大学法人としての5年間を振り返り法人問題を総括します.さらに、新中期目標の設定にあたり、教育・研究環境と労働条件がどのように変貌し、如何なる問題が顕在化してきたかを、改めて検証することにしました。「国立大学法人の現状と課題」を中心テーマに多面的に語り合いたいと考えています。
多くの方々の討議によって諸課題が一層鮮明となり、取り組みが一段と深められることを期待しています.下記の要領で開催いたしますので,万障お繰り合わせの上ご参加頂けますようご案内申し上げます.
記
テーマ: 国立大学法人の現状と課題
日 時: 2008/8/30(土)14:00~17:30
31(日)09:00~12:00
場 所: 滋賀県・大津市 琵琶湖ホテル
http://www.biwakohotel.co.jp/
申し込み: 8月8日(金)までに日大教書記局にご連絡下さい。
宿泊・旅費:支給額は日大教書記局にて決定、懇親会費(3000円/人)は自己負担
集会次第(案,順不同・依頼中)
- 地方国立大学法人の現状と課題 /滋賀大学教員
- 国立大学法人法成立と付帯決議、そして今日 /民主党(または社民党)国会議員(高等教育担当)
- 中期目標の問題点と新中期目標策定に当たって /国立大学法人支援専門家
- 注目の教育進行計画の内容と課題、対応 /日教組担当プロジェクト
- 教員免許更新制度の問題点と対策 /日教組プロジェクト委員
- 「靖国記録映画に見る日本の近代」と解説 /解説は関係ユニオン担当者
- その他交流と討論
※ 集会のプログラムは確定次第、参加申し込みされた皆様にお知らせします。
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